水平線を引く <HR> は基本的な要素のひとつだが,これに属性を指定することにより同じ「水平線」でも多彩なものができあがる。
<HR> の属性は次のようなものがある。
WIDTH=... | 水平線の幅。ピクセル指定またはパーセント指定。 |
SIZE=... | 水平線の高さ(太さ)。ピクセル指定。 |
NOSHADE | 規定値では「くぼんだ」ように描かれるが,これを設定すると陰影がない,のっぺりした水平線になる。=... の形で書かないのがふつう。 |
ALIGN="..." | 水平線を画面の左(left)・中央(center)・右(right)に表示させる。 |
ここで注意すべきなのは WIDTH=...,SIZE=... の「ピクセル指定」「パーセント指定」である。ピクセル指定はブラウザの大きさに関係なく,指定されたピクセル(画面表示の単位:「点」)の長さ・幅を与える。いっぽう,パーセント指定は,ブラウザの幅,回り込みが指定されている場合は指定がなされている画像・表を除いた幅,表のセルの場合はその幅に対しての割合で指定する。「範囲いっぱい」は 100% である。半分は 50% のようになる。ピクセル指定・パーセント指定はすべての長さなどを指定する属性に共通である。
細かい話ではあるが,NOSHADE は本当は NOSHADE="noshade" と書かれる。しかしこの場合,NOSHADE= を省略し,単に NOSHADE と書く。正式な書き方をするとおかしなことに無視されてしまう可能性もある。
では,いろいろな水平線を描いてみよう。
<HR> <HR WIDTH="50%"> <HR WIDTH=200> <HR WIDTH="30%" ALIGN="right"> <HR NOSHADE> <HR SIZE=10> |
ピクセル指定とパーセント指定がどう違うか,ブラウザの幅を変えて確認してみよう。
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