Java は 90年代初頭に登場し,WWW ページ用プログラム(アプレット)の言語として爆発的普及を見せた。Java 自体の解説はしかるべきところに譲るとして,ここでは,そのアプレットをいかに挿入するかを紹介する。
Java アプレットの挿入は「ここから〜ここまで」の形で記述する。
<APPLET>〜</APPLET> |
この <APPLET> の属性が挿入される Java アプレットの基本的な性質を決定する。
CODEBASE="..." | Java アプレットの class ファイルを指定するための基準となる URL。 |
CODE="..." | Java アプレットの class ファイル名。必須。 |
NAME="..." | Java アプレットの名前。 |
WIDTH=... | Java アプレットの幅。ピクセル指定。必須。 |
HEIGHT=... | Java アプレットの高さ。ピクセル指定。必須。 |
ALIGN="..." | Java アプレットの配置。値は left,right,top,middle,bottom で,効果は <IMG> のものに準じる。 |
HSPACE=... | Java アプレットの横方向の余白。ピクセル指定。 |
VSPACE=... | Java アプレットの縦方向の余白。ピクセル指定。 |
とりあえずこれでアプレットを表示させるお膳立てはできたことになる。
アプレットには,あらかじめパラメータを渡して動作させるものもある。これは,<APPLET>〜</APPLET> 内で次の記述で設定する。
<PARAM NAME="(パラメータ名)" VALUE="(値)"> |
値を渡すときには,変数型などに注意したい。
<APPLET>〜</APPLET> には,<PARAM> のほかに,Java に対応していないブラウザ用のテキストを書くことができる。というより,積極的に書いておきたい。Java 未対応もしくは,回線速度の関係で Java class ファイルを自動的に読まない設定にしてある環境にも配慮すべきである。
実際に Java アプレットを表示させてみよう。用意した appsamp.class ファイルは,パラメータ text で受け取った文字列をアプレットに表示し,ボタンでその大きさを変えるという他愛のないものであるが,簡単なサンプルとして了承いただきたい。
Java アプレットのサンプルです。<BR> <APPLET CODE="appsamp.class" NAME="appsamp" WIDTH=400 HEIGHT=100> <PARAM NAME="text" VALUE="More about HTML"> 《Java 対応ブラウザではここにアプレットが表示されます。》 </APPLET><BR> ボタンを押すと文字の大きさが変わります。 |
アプレットの動作を確認し,また,ブラウザの設定を「Java を使用しない」に変えてどうなるか確かめてみよう。
Java アプレットのサンプルです。 ボタンを押すと文字の大きさが変わります。 |