Section 3で半信半疑で書いた HTML ファイルは何かいろんな呪文がごちゃごちゃ書いてあった。こういうものは,多少の「お約束」はつきものなのだ。
さっきの HTML をもう一度。
<HTML> <HEAD> <TITLE>My First HTML File</TITLE> </HEAD> <BODY> <H1>HTML ファイル</H1> <P>HTML ファイルはテキスト形式で書かれます。</P> </BODY> </HTML> |
で,最初と最後で「ここから〜ここまで」を作っている
<HTML>〜</HTML> |
というのは何なんだ。そのもしかして,HTML ファイルには「ここから HTML〜ここまで HTML」というのが必要なのだ。なんとまあご丁寧なことか。この中に HTML は書かれるということになる。
それから,
<HEAD>〜</HEAD> |
は何だろう。これはヘッダといい,要するに本を開いたときページの上の方に「○章 なんたらかんたら」と書いてある,そんな部分に近い。ここにタイトルとかを書くんだけど,これは Section 8 でお話ししよう。
<BODY>〜</BODY> |
これは,「ここから本文〜ここまで本文」。実際表示させる文書はこの中にずらずら書いていく。
要するに,HTML ファイルというものは,基本的に次のようなかたちにするのが「お約束」なのである。
<HTML> <HEAD> (ヘッダ:タイトルなど) </HEAD> <BODY> (本文:実際に表示させる文書) </BODY> </HTML> |
これは「こういうもんだ」と思うしかない。
なんだ,これじゃあワープロのほうが楽じゃないか,という前によく考えてもらいたい。ワープロだって,書式設定うんぬん,余白がどうたらやるじゃないか。