このサイトにおける古墳名

(1)採用した名称について

古墳名については、参考文献や、現地の説明パネル・案内板等を参照し、妥当と思われたものを採用しましたが、他の名称も持つ場合があります。
複数の名称がある場合、どの名称が「正しい」とは言い難い場合が多いと思います。漢字で書いた場合の表記も同様です。


(2)同名古墳の区別

同じ名称の古墳が多数存在することがあります。例えば、「観音山(塚)」、「二子山(塚)」等という名称の古墳はいたるところにあります。
そこで、例えば「X古墳」という名称がありふれたものであれば、それが存在する地名を冠して呼ぶことが一般的に行われています。つまり、Aという地域にあるならば、「AX古墳」と呼ぶことになるわけです。市町村名を用いると、その中に同名の古墳がいくつもある場合が多いのと、市町村名は合併その他で変わりやすいためと思いますが、大字または字により命名されることが多いようです。
しかしながら、他にない名称のものは、通常「X古墳」とだけ呼ばれます。
この文書中では、統一して扱うために、地名(原則として町名または大字名)を()に入れて後付けし、「X古墳(A)」という形式にしました。(A#号古墳というような、地名と番号で呼ばれる場合は、地名が重複しますが、「A#号古墳(A)」としてある場合があります。)
上毛古墳綜覧」は、古い文献ではありますが、他に適切な呼び名が無い古墳の場合、現在でもその分類番号がそのまま使われていることがあります。この分類番号は、「市町村名+番号」の形をしていますが、その「市町村名」は現在のものとは異なることがありますから注意が必要です。なお、現在の文献で、この分類番号を使う場合、例えば「X村」の項にある「第#号」のことを「X村#号墳」と呼ぶ場合と、単に「X#号墳」と呼ぶ場合がありますが、このサイトでは主として後者を採用しています。




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