あさしお型潜水艦（ＡＩＰ ＳＵＢ）



“はるしお型潜水艦”最終番艦（７番艦）を改造して、平成１３年１１月３０日より
新たにコックムス社製Ｖ４−２７５Ｒ Ｍｋ２スターリングエンジンを搭載し
練習潜水艦“あさしお”として第１練習潜水隊（呉）に転属された。
その為全長が約９ｍ延長され、事実上世界最大のディーゼル潜水艦となった。

この艦は建造時より実験用装備が多数取り入れられている為
新型潜水艦搭載用機器の試験艦及び実験艦、ならびにその練習艦的要素が強い。

外見は“はるしお型”と大差ないように見えるが、中身は
ほぼ“おやしお型”である。
（ワンマン操舵、自動スノーケル装置など。）

今後、次期潜水艦（ＳＳ−Ｘ）では×舵なども取り入れられていく話もあるとか・・・。




こちらが船体延長前の写真。
このアングルからだといまいち差がわからないかも・・・。




延長後、左艦首からのアングル。




同じく、左艦首のアングル（延長前）
これだと明らかに長さが違う事がわかると思われ。




【↑延長後】
左艦尾からのアングル
【延長前↓】





あさしお型潜水艦
--ＤＡＴＡ--
基準排水量：２，９００ｔ（２，５００ｔ）
全　　長：８７ｍ（７８ｍ）　　幅：１０ｍ　　吃　　水：１０．５ｍ
主　　機：ディーゼル２基／スターリングエンジン（ＡＩＰ機関）４基
主電動機：１基　ディーゼル・エレクトリック　１軸
水中出力：７，２００馬力　　水中速力：２０ｋｔ
兵　　装：５３３ｍｍ魚雷発射管６門
乗　　員：７０名

（）内は改造前の数値



ＳＳ−５８９　あさしお　→ＴＳＳ−３６０１（Ｈ１２．３．９種別変更）