◆◇影、重ねて・・・◇◆

『コウヤぁ・・・』
一糸纏わぬ姿でベッドの上に座っているエリオが、
すがるような涙声で弘也の名を呼ぶ。

『・・・いい、言うな。   
   何も言わなくていい・・・。』
その先の言葉を制すように言い、エリオを後から優しく抱きしめる

『・・・うん・・・あっ!』
弘也の手がエリオの小振りな胸と、
まだ毛も生え揃っていない秘部へと伸びる。

突然の感覚に、戸惑いを隠せず、
緊張のあまり固まってしまうエリオ。

そんなエリオに愛しさを感じながら
『大丈夫だ・・・オレに任せていればいい・・・』
と云いながら、そっと唇を寄せる。

『うん・・・』
そして、月明かりの中、2つの影は重なった・・・。