◆◇夢・・・?◇◆

気が付くと、『ELHIO』は真っ暗な闇の中にいた。
『どこ・・・ココ。』
なぜ自分はこんな所にいるんだろう。
状況が読めず、座った状態で周りを見渡しながら考え込むエリオ。
だが、突然の事にパニックを起こしているせいか、それとも寝起きだからか
頭の中が全然まとまらない。

(コツ・・・)
突然後ろから微かな物音が聞こえた。
『なに・・・?』
振り返ろうとした途端、何者かに右腕を掴まれ、引っ張り上げられる。
『痛っ・・・!』
そのまま無理やり立ち上がらされ、壁に叩きつけられる。
『っ・・・!』

暗くてよく見えないが、少なくとも4〜5人くらいの人影が見えた。
体格からして多分全員男だろう。

『な・・・』
男たちは一斉にエリオに襲い掛かる。
『いや・・やめてっっ!!』
必死に抵抗するエリオ。

(ぱぁんっっ!!)
そのエリオの右頬に激痛が走る。
『っっ・・・!』
突然の衝撃に一瞬放心状態に陥る。
その一瞬の隙を突かれ、エリオは完全に押さえ込まれてしまっていた。

『っ・・・!』
必死にもがくが、全く振りほどけない。
服をすべて剥ぎ取られ、一人の男が上に被さってくる。
『っ・・・!いやぁぁっ!!』
『へへ・・・今からイイ物やるぜぇ・・・子猫ちゃん』
男は云い、まだそれほど濡れてもいないエリオの秘部に男のそれを挿入し始める。

『い・・いや!嫌ぁぁぁっっ!!

抵抗も空しく、男はエリオをひたすら突き上げる。
『あ・・い・・・いたい・・・いっ』
別の男が必死にもがくエリオの髪を、鷲掴みにして、顔を上げさせる。
『ほら、これも舐めな!』

『っ!?』

鼻先にイチモツを突き出される。
そこからの異様な臭いに、一瞬咽そうになる。
が、そんな事はお構いなしに、男はエリオの口に無理やりそれを挿入する。

『んむぅっ・・・!!』

男はエリオの口をひたすら犯す。
『歯ぁ立てんなよぉ?』
『ちょっとでも変な真似しやがったらもっと痛い目見ることになるぞ!』

『この人数から逃げられると思うなぁ!?』
もう一人の男が言う。

だが、今のエリオはそれどころではない。
口いっぱいにモノを挿入されて、咽そうだがそれも出来ない。
窒息しそうになりながら、ただひたすら耐えるしかなかった。

『むぅーっ・・・うぐっ・・・』

段々男たちのリズムが早くなる。

『出すぞ!』
(どくっ・・・びゅぅぅっ!)
エリオの口を犯していた男が言うと同時にエリオの口の中に生暖かい物が流れ込んでくる。

『うぐっ・・・む・・・うぅっ!!』


更に、下から突き上げていた男もエリオの中に熱い白濁を放った。

うああっ!!あつ・・・あああああっっ!!
と同時にエリオも果てる。

次の瞬間、更に別の男が、エリオに覆い被さろうとする。

『い・・・や・・・』


『もういやぁぁ・・・たすけて』



『コウヤぁぁっ!!』






次の瞬間、目の前の景色が一瞬にして変わる。

自分(エリオ)の部屋だ。

『あ・・・あたし・・・』

あたりを見回してもさっきまで起こっていた事の跡は全くない。
ちゃんとパジャマも着ている。

『・・・・・・ゆめ?』
突然、パジャマに水滴が落ちる・・・。
『!?』
(ポロポロ)
『あ・・・あれ!?』
気が付くとエリオは泣いていた。

『な・・・なん・・・で?』

必死に我慢するが涙は止まるどころかどんどん溢れてくる。

『こ・・・コウヤぁぁ・・・。』
『なんで・・・こんな時・・・側に居てくれないのよぉ・・・。』

いつもならこんな時、コウヤが口ではバカにしながらも
エリオが眠るまでそっと優しく抱きしめていてくれる。
でも今日は違う。
昼間、エリオのほんのつまらない我儘でけんかしてしまったから・・・。
(と云うよりはエリオが一方的にキレていただけなのだが)

エリオはコウヤとけんかした事を後悔した。
『あた・・・あたしが・・・悪かったよぉ!』
『あやまるから・・・お願い・・・』
『コウヤ・・・戻ってきて・・・』
『いつもみたいに『バカじゃねーの?』って言って抱きしめてよぅ・・・。』

その夜、エリオはひたすら泣きつづけた。