終わる世界
Up dated 2000. 1.31
人はエヴァを「風呂敷を広げ過ぎて畳めなくてしまった作品のひとつ」 ともいいます。 「それっぽい謎めいたことをちりばめて、実はなんにも考えていなかった」 とも。
確かに、雑誌 NewType に載った作品の原作とも呼べるものには 最終話に「終局である。すべての謎が解明される。ラストは大団円。」 などと書かれていました。しかし、実際にはそうはなりませんでした。 作られていく過程で、おそらく様々な設定変更がなされ、謎のほとんどが 解明されずに終わりました。
しかし、謎は謎で終わったのでしょうか?
私は違うと思います。
それは設定変更の結果かもしれませんが、特に映画版のエヴァには
明確な意図が見てとれます。それは
自分で考えろ ということです。
最近、私のまわりには「何も考えていない」とも思えるような人たちが 増えてきました。少しでも考えればわかることを、考えず、 人に答えを与えてもらうことを待つ人たちです。
こうした人はオタクと呼ばれる人たちに多かったのでしょうか? 庵野監督の言動からしても、こうした「なにも考えていない人たち」への ある種のメッセージだったように、私は思うのです。
ここには、私が考えた「エヴァの謎を解いた結果」が挙げられています。 私にとっては、エヴァの謎はひととおり解けているつもりですが あなたにとってはどうでしょうか?
映画版の台詞にこんなものがあります
私も多くの先達の Webページを見て、それにより、多くの示唆をもらいました。
同様に、あなたがこのページを参考にするのはかまいません。
しかし、謎を自分で解こうと、努力して下さい。