洞山古墳(五目牛)

どうやまこふん(ごめうし)



所在地:群馬県赤堀町五目牛 字北通 82
形式:前方後円墳
大きさ:墳長26m,前方部幅13m,前方部高さ1.8m,後円部径16m,後円部高さ2.5m[1]
築造年代:6世紀初頭[2];6世紀中葉[3]

「堂山古墳」と書かれることもあるらしい。
主体部は自然石乱石積の袖無型横穴式石室[1]。
器財埴輪、人物埴輪、玉類、鉄刀、刀子、馬具が出土している[1]。
粕川丘陵の頂上からやや南方に下がった斜面に築造されている。東側は竹林になっている。
この古墳がある丘陵は、粕川西岸にある。古代の東山道が川と交わる地点だったらしく、「源義経が連れていた牛が増水した川で溺れ死んで石になった」という伝説のある「牛石」が丘陵の麓(洞山古墳のすぐそばと言って良い場所)にある。また、律令時代の佐位駅推定地にも近い(但し粕川の対岸)。



東から見た墳丘
石室入口




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文献

[1]前方後円墳集成 東北・関東編
[2]全国古墳編年集成
[3]図説 群馬県の歴史