愛宕山古墳（金古）
あたごやまこふん（かねこ）
所在地：群馬県群馬町金古
形式：円墳または前方後円墳
大きさ：径約３０ｍ，高さ約３ｍ[1]；後円部径３０ｍ，後円部高さ７．５ｍ[2]
築造年代：７世紀初頭以前[1]
文献[4]では「愛宕様古墳」と呼んでいる。
主体部は自然石乱石積の両袖型横穴式石室[1],[2]である。
愛宕神社の境内にあり、墳丘上に社殿がある。
現状では円墳のように見えるが、文献[1]では「神社合併時に墳丘の一部が削平され、それ以前は鍵形を呈していたという説もあり、前方後円墳の可能性もあるが、詳細は不明。」としているのに対し、文献[2]では、はっきりと（前方部が削平された）前方後円墳と認めている。より古い文献[3]では「円形」、文献[4]では墳形について何も述べていない。
なお、高さについては、文献[1]（[4]もほぼ同様）は現状を示している。文献[2]の7.5mというのは、文献[3]の「二五尺」にほぼ等しい。当初（少なくとも１９３０年代まで）は現状の２倍以上の高さがあったということらしい。
南から見た墳丘
羨道
玄室
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文献
[1]群馬県の史跡 古墳編
[2]前方後円墳集成 東北・関東編
[3]上毛古墳綜覧
[4]群馬県遺跡台帳 ＩＩ（西毛編）
羨道
玄室