谷ツ古墳(下芝)

やつこふん(しもしば)



所在地:群馬県箕郷町下芝
形式:方墳
大きさ:辺長約20m,高さ1段目約4m,2段目現状約0.6m[1]
築造年代:6世紀初頭[1];西暦500年前後[2]

2段構成で、1段目は削り出し+盛り土、2段めは石のみ(まず石垣状に積み上げて中を石で充填)[1]というめずらしい構成である。
竪穴式石室が2段目の中央に東西方向に作られていて、金銅製飾履、装身具類、武器、馬具などが出土した[2]。
文献[2]によると、「今は位置を示す方形の段の真下に保存されている。」とのことなので、現状では保存のために埋め戻され、地上に見えているのはその位置を示している盛り土であるらしい。
主体部の位置や向きもわかるようになっているが、背の高い人でないと見えにくいと思う。
1987年に町指定史跡になった。



北東から見た現状




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文献

[1]群馬県の史跡 古墳編
[2]現地の箕郷町教育委員会による説明パネル