車持古墳(群馬県箕郷町善地)

くるまもちこふん(ぜんち)



所在地:群馬県箕郷町善地 下善地 下の原 161
形式:円墳
大きさ:径15m,高さ2m[2]

車持墳、車持塚古墳等とも呼ばれる。
車持氏の墓という伝承がある。土地の持ち主により、墳頂に碑が建てられている。
明治三十九年に発掘され、大刀、金環(耳飾)、家型などの形象埴輪、円筒埴輪等が出土している[1],[3]。
ここにある写真を撮影した時点では、周囲は竹藪になっていて、元あった道もほぼ廃絶状態であり、到達するのに苦労するような状態であったが、小さな石祠があり、昭和前半ごろまでは一種の祭りが行われていたらしい。(地元の方に伺った話では、復活しようという声もあるそうである。)
石室は、自然石乱石積で、袖無型であるが、地元の方の話によると、一時崩壊寸前になって、若干の修復が行われたらしい。



墳丘
石室入口
石室内部




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文献

[1]上毛古墳綜覧
[2]群馬県の遺跡 群馬県遺跡調査報告
[3]箕郷町市