南下A号古墳(南下)

みなみしもAごうこふん(みなみしも)



所在地:群馬県吉岡町南下
形式:円墳(山寄せ)
大きさ:東西径約27m,南北径約20m,高さ約4m[1]
築造年代:7世紀末葉[1]

南下古墳群の1基。
斜面に造られている。
角閃石安山岩を使用[2]した截石切組積の両袖型横穴式石室[1]が南に開口している。
この古墳群のうち、石室が開口しているものの中で最も石室の規模が大きい。
石室には漆喰の跡が残っている。また、E号墳のようにはっきりとはしていないが、作業線と見られる朱線が発見されているということである[1]。
ここにある写真を撮影した時には、(おそらく団体の見学者のためのものだと思われるが、)石室内には机と簡単な照明設備が置いてあった。



南から見た墳丘
東から見た墳丘
羨道
玄室




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文献

[1]群馬県の史跡 古墳編
[2]日本古墳大辞典