図版について

Section 2

図 2.1:COORDS 属性の指定においては,画像中に左上を原点とする座標系を導入する。
 イメージマップでは,リンクを張る画像中の領域を指定する必要がある。そのために,画像に座標系を導入する。これは,左上を原点 (0,0) とし,右を x 軸正,下を y 軸正にとる。x および y の最大値は,それぞれ“(画像の幅)- 1”および“(画像の高さ)- 1”になる。
図 2.2:SHAPE="rect" では左上,右下の頂点の座標。
 イメージマップの領域指定に矩形(rect)を指定した場合,その領域は長方形の対角線の位置で定められる。したがって,左上,右下の頂点の座標を与える。
図 2.3:SHAPE="circle" では中心の座標と半径。
 イメージマップの領域指定に円を指定した場合,中心の座標と半径が必要である。COORDS 属性には,中心の x 座標,y 座標,そして半径,の順に与える。
図 2.4:SHAPE="poly" では各頂点の座標。
 イメージマップの領域指定に多角形を指定した場合,それぞれの頂点の座標を指定する。COORDS 属性には,各頂点の座標を順に,x 座標,y 座標の順で与える。最後の点は最初の点と一致していても,いなくてもよい。一致していない場合は,自動的に最後と点と最初の点が結ばれる。
図 2.5:2 つ以上の領域が重なった場合,先に指定したほうが優先される。
 イメージマップの領域指定で,画像上のある領域に 2 つ以上の指定が重なった場合,<MAP> 内で先に書かれたものが優先される。

Section 6

図 6.1:REL 属性では現在の文書から見た関係,REV 属性では対象の文書から見た関係を記述する。
 <LINK> では,文書間の関係を記述するさい,それが,“現在の文書からみたとき”には REL 属性,“対象の(HREF 属性に書かれた)文書から見たとき”には REV 属性にその関係を書く。一般に,ひとつの文書の組(たとえば A と B)を考えた場合,A において <LINK HREF="B"> に対しては,REL 属性と REV 属性で記述した場合には,関係を表す語は逆の意味になる。