図版について

Section 5

図 5.1:CSS では,text-indent 属性でブロック要素の 1 字めの字下げ幅を指定する。
 text-indent 属性が指定するのは,ブロック要素の先頭の字下げ幅である(ブロック全体の字下げ幅ではない;ブロック全体の字下げ幅は,マージンまたはパディングによって指定することになる)。
図 5.2:CSS では,1em はフォントサイズ,1ex はその時点での文字“x”の高さである。
 CSS ではその時点でのフォントに関する設定を基準にした,エム(em)およびエックスハイト(ex)と呼ばれる長さの単位がある。1em はフォントサイズ(font-size 属性の値)を基準とし,1ex はその時点での文字“x”の高さ(アセンダおよびディセンダがない英字の高さ;フォントサイズとフォントの種類に依存)を基準とする。

Section 6

図 6.1:フォントサイズと行送りの関係。
 行送りがフォントサイズより大きい場合,その差の半分が文字の上,もう半分が文字の下に割り振られ,行送り幅が調整される。逆に,行送りがフォントサイズより小さい場合,その差の半分ずつが文字の上下から削られる。
図 6.2:アセンダとディセンダ。
 欧文では,文字はベースラインを基準に配置される。このベースラインより下の部分をディセンダという。たとえば,“g”“j”“p”“q”“y”は,ディセンダ部分を持つ。いっぽう,上に突き出た部分はアセンダという。文字の最上部から,“x”の上端までの部分である。

Section 9

図 9.1:ブロック要素のボックスとインライン要素のボックス。
 CSS においては,要素の種類がブロック要素かインライン要素かで作られるボックスの形状が異なる。ブロック要素のボックスは,要素全体を囲むような 1 つの長方形で,インライン要素のボックスは,行の切れめで分かれ,見ため上 1 つの要素のボックスにもかかわらず複数のボックスからなっているように見えることもある。

Section 10

図 10.1:マージンを含めたボックスの模式図。
 ボックスは,外縁部にマージンをもつ。要素の内容は,マージンの内側に収められる。マージンは,margin-top,margin-bottom,margin-left,margin-right の 4 つの属性で指定される。

Appendix B

図 B.1:同じフォントサイズでも,フォントの種類によって 1ex の長さは異なる。
 エックスハイト(1ex)の表す実際の長さは,フォントサイズにもよるが,フォントの種類にも依存する。たとえば,“x”の高さが相対的に高いフォントでは,同じフォントサイズに対しても 1ex の表す長さは長くなる。

Appendix C

図 C.1:HTML 本文の構造の模式図。
 HTML は,原則的に,<BODY>...<BODY> 内にブロック要素を含むという構成をとる。ブロック要素には,その中にインライン要素およびテキストを含むものがあったり,ブロック要素を含むものがあったり,またはその両方を含んでよいものがある。また,ブロック要素の中には,その中に特定の要素を書くことを要求するものもある。