Section 1 : ふつうの文書を書いてみる

 いろんなサイトを見て回ると,ド派手なページがひじょうに多い。「自分も作ってみたい!」衝動にかられるのは人の常。しかしここはぐっとこらえて,地味ぃな文書を書いてみましょ。


 HTML の基本は「ここから〜ここまで」。だから「ここから HTML」「ここまで HTML」もご丁寧に入れる必要がある。「呪文」はそのまんま。

<HTML>〜</HTML>

これを最初と最後に入れましょ。「お約束」だから仕方がない。

 さて,張り切って書くぞぉ,と焦るのはよくない。もう一つ,「ここから本文」「ここまで本文」を入れなきゃならない。ということは,本文以外に記述できるものがある……。これはあとのお楽しみ。

<BODY>〜</BODY>

本文の最初と最後に,これを入れればOK。

 さぁ書いてみよう,というあなたに一つ忠告。改行したいところで「リターン」とやっても,実際ブラウザで見てみると「空白1つ」に置きかわっていたり,ひょっとすると無視されていたりする。じゃあどうやって改行するのか,といいますとこれも「呪文」がいるわけで。でも「ここから改行」「ここまで改行」じゃ意味が分からないから,これはちょっと例外で「ここで改行」になる。

<BR>

 また,「文のまとまり」は「ここから〜ここまで段落」という形で表す。

<P>〜</P>

段落の </P> は省略されることもある。

 これで,ふつうの文書は書けるはず。とりあえず,例をあげときましょ。

<HTML>
<BODY>
<P> HTMLで文書を書いてみました。<BR>
 改行しました。</P>
<P> 段落をかえてみました。</P>
</BODY>
</HTML>

 で,どうなるかといえば,

 HTMLで文書を書いてみました。
 改行しました。

 段落をかえてみました。

 「呪文」はきれいさっぱりきえていて,それでいてその「効力」はしっかり発揮されているのがわかる。


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