Section 3 : 文字の大きさ

 Let's begin HTML の Section 3 で「見出し」を設定するには <Hn>〜</Hn> を使えばよかった。これで <H1>,<H2> を使えば文字は大きくなるが,これはあくまで「大見出し」であり,文書中の文字を大きくするというのとは考え方が違う。
 「文書中の文字サイズを変える」にはどうしたらよいのだろう。


 実は「文書中の文字の大きさ」についての「呪文」は別にあって,「ここから〜ここまで」の構造をとる。

<FONT SIZE=...>〜</FONT>

 前後で改行はされない。この "..." に文字の大きさを指定するわけだが,その方法は2つある。


絶対指定

 この方法では直接文字の大きさを指定する。値は1〜7で,<Hn> と異なり,値が大きいほど大きな文字になる

<FONT SIZE=1>サイズ1。最小。</FONT><FONT SIZE=3>サイズ3。</FONT><BR>
<FONT SIZE=5>サイズ5。</FONT><FONT SIZE=7>そして最大,サイズ7。</FONT>

 結果は次をご覧あれ。

サイズ1。最小。サイズ3。
サイズ5。そして最大,サイズ7。

ご覧のとおり,1行に異なる大きさの文字を混在させることもできる。


相対指定

 この場合はページ内の標準の文字の大きさを基準にしてどのくらい大きく,または,小さくするかを指定する。大きくするときは "+n",小さくするときは "-n"(n は数字)を指定する。

標準の大きさです。<BR>
<FONT SIZE="+1">ひとまわり大きく(+1)</FONT><FONT SIZE="+2">ふたまわり大きく(+2)</FONT><BR>
<FONT SIZE="-1">ひとまわり小さく(-1)</FONT> <FONT SIZE="-2">ふたまわり小さく(-2)</FONT>

 これは,

標準の大きさです。
ひとまわり大きく(+1)ふたまわり大きく(+2)
ひとまわり小さく(-1)ふたまわり小さく(-2)

となる。

 当然ながら,文字は大きすぎても,小さすぎてもみにくい。使いどころをよく考えることが,効果的な表現につながる。


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