Section 8 : 表組の利用(1)

 Section 7 で基本的な考え方がわかったら,実際に表を組んでみよう。習うよりも,慣れが大事。


 こんな表を組んでみよう。縦5行,横4列のふつうの表である。

規格転送速度主な用途特徴
MPEG1〜1.5MbpsビデオCD情報量を削減し圧縮(1/100)するので,画像はかなり粗い。
MPEG23〜10MbpsDV,DVDMPEG1 より情報量が多く,高速処理を要求し,画像もテレビ並。
MPEG3〜40Mbpsこの規格は MPEG2 に吸収された。
MPEG464kbpsWWW通信速度が低く,共有を原則とするインターネット上で動画を実現させる規格。

 まず,「ここから」を書こう。罫線があるから,

<TABLE BORDER>

である。1行めを書く前に,「ここから1行」を書かなくてはならない。

<TR>

1行めのセルはすべて見出しなので,中身はそれぞれ <TH>〜</TH> でくくって,

<TH>規格</TH><TH>転送速度</TH>
<TH>主な用途<TH><TH>特徴</TH>

と書く。これで1行めは終わりなので,「ここまで1行」

</TR>

を書こう。2行めは,「見出しのセル」「通常のセル」が両方出てくる。「1行」の範囲を <TR>〜</TR> で示すことに気をつけて,

<TR><TH>MPEG1</TH><TD>〜1.5Mbps</TD><TD>ビデオCD</TD>
<TD>情報量を削減し圧縮(1/100)するので,画像はかなり粗い。</TD></TR>

きちんと上の列と対応しているか確認しよう。同様に3行め以降も入力し,最後に「ここまで表組」の

</TABLE>

を忘れずに。できた原稿は次のようになるはず。

<TABLE BORDER>
<TR><TH>規格</TH><TH>転送速度</TH>
<TH>主な用途</TH><TH>特徴</TH></TR>
<TR><TH>MPEG1</TH><TD>〜1.5Mbps</TD><TD>ビデオCD</TD>
<TD>情報量を削減し圧縮(1/100)するので,画像はかなり粗い。</TD></TR>
<TR><TH>MPEG2</TH><TD>3〜10Mbps</TD><TD>DV,DVD</TD>
<TD>MPEG1 より情報量が多く,高速処理を要求し,画像もテレビ並。</TD></TR>
<TR><TH>MPEG3</TH><TD>〜40Mbps</TD><TD>−</TD>
<TD>この規格は MPEG2 に吸収された。</TD></TR>
<TR><TH>MPEG4</TH><TD>64kbps</TD><TD>WWW</TD>
<TD>通信速度が低く,共有を原則とするインターネット上で動画を実現させる規格。</TD></TR>
</TABLE>

この出力は冒頭にあげたものである。


解決! センター化学 I
解決! センター化学 I ◆ Z 会出版

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