letter-spacing-属性が文字間隔を決めるのに対して,この word-spacing 属性は欧文などにおける単語と単語の間隔を定める。すべての要素に適用される。
word-spacing: (長さ);
長さは cm,em,px などを伴って指定され,単語間隔は既定値の間隔にこの長さを加えたものになる。また,キーワード normal で指定されるのは“標準の長さ”で,これは初期値。word-spacing 属性の値は継承される。
長さに負の値を与えてもかまわないが,あまり無理な値にすることはできない。
<P STYLE="font-family: Verdana, Chicago, Arial, sans-serif; word-spacing: 2em;">The space between words is increased by 2em here.</P>
The space between words is increased by 2em here.
この属性に関しては,サポートされていない(何を指定しても normal と同じ扱いになる)場合もある。
IE3/4/5, NN4 word-spacing 属性はサポートされていない。
text-decoration 属性は,範囲のテキストに対して装飾を施すものである。すべての要素に指定できるが,<IMG> などの非テキスト要素には意味を持たない(適用されない)。
text-decoration: (キーワード);
キーワードは次のようなものがある。
“複数の値を与えることができる”というのは,たとえば,アンダーラインとオーバーラインを同時に引くことができるということである。
この属性値は原則として継承されないが,線などは引かれ続けるので見かけ上継承されているように見える。
<P STYLE="text-decoration: overline;">このパラグラフはオーバーラインが引かれ,<SPAN STYLE="text-decoration: line-through;">範囲に打ち消し線</SPAN>が引かれます。</P>
<P STYLE="text-decoration: underline overline;">同時に 2 つを指定した例です。</P>
このパラグラフはオーバーラインが引かれ,範囲に打ち消し線が引かれます。
同時に 2 つを指定した例です。
IE3/4/5 blink は処理されない。
IE3 指定できるキーワードが一部異なる。
NN4 overline はサポートされていない。
text-transform-属性は,主に欧文において,大文字・小文字の操作を行う。和文にはなじみがないが,テキスト装飾の属性として紹介しておこう。
text-transform: (キーワード);
指定できるキーワードは次のとおり。
この属性値は継承される。
<DIV STYLE="font-family: Times, serif">
<H2 STYLE="text-transform: uppercase;">text properties</H2>
<P STYLE="text-transform: capitalize">One of the text properties is <SPAN STYLE="text-transform: none;">'text-transform'</SPAN> property.</P>
</DIV>
One of the text properties is 'text-transform' property.