図版について

Section 3

図 3.1:カスケーディングは,ひとつの要素に対して適用しうる複数の同じ属性の宣言の優先順位を決めるしくみである。
 宣言に関連付けられたセレクタは,それぞれカスケーディング順位を持っている。ひとつの要素に対して適用されうる同じ属性の宣言が複数ある場合,もっともカスケーディング順位が高い宣言を適用する。一般に,クラスで絞り込まれたセレクタ,入れ子で絞り込まれたセレクタを伴う宣言は,カスケーディング順位が高くなる。

Section 7

図 7.1:パーセント指定時の画像の配置。要素と背景画像との“相対的な同じ位置”が一致するように配置される。
 background-position 属性では,たとえば,“70% 30%”と指定された場合,要素のボックスの(幅を 100% として)左から 70%,(高さを 100% として)上から 30% の位置を,背景画像の(幅を 100% として)左から 70%,(高さを 100% として)上から 30% の位置に一致させるように配置する。

Section 12

図 12.1:ボックスの概念図。内側から要素の内容,パディング,枠,マージンという層状になっている。
 ボックスは,CSS が用いる,要素の配置の上でのモデルである。要素の内容をパディング領域,枠,マージン領域が取り囲む層状になっている。
図 12.2:通常のブロック要素の,枠を隔てないマージンは圧縮される。
 (回り込みが指定されていない)ブロック要素では,隣り合う垂直方向のマージンが指定したマージン幅の和より小さくなることがある。この“マージンの圧縮”は,枠またはパディングを隔てない複数の垂直マージン間で起こる。

Appendix B

図 B.1:216 色パレット。
 216 色パレットは,RGB を各 256 段階で指定するとき,各要素が 0,51,102,153,204,255 のいずれかとなる 216 色のみからなるパレットである。このパレットの色は,WWW において,表示性能にあまり依存せずに表示できる。