EDはナシなので、必要ならばこの前でスタッフロール
Mは「Everything you've ever dreamed(S2 WORKS に所収)」が
いいと思う
[アイキャッチ]I need you.
(以下、ラストの首締めまで、基本的にアスカのセリフに反応せず、シンジは
黙々とアスカの介護を続ける。逆に、そのことがアスカには気に入らない )
〔セリフ先行?〕
アスカ:たまにはさぁ、ぱーっとステーキでも食べたいわけよ
私としては
シンジ:そんな、無理だよ。まだ体も治ってないんだし
そういいながら、プラグスーツ姿で横になって
タオルケット?の上に寝ているアスカに
おかゆを食べさせるためスプーンを口に近づけるシンジ
アスカは右腕に包帯を巻き、左目には眼帯をしている
アスカ:あっつーい! 少しはさましたらどうなのよ!
シンジ:ごめん
アスカ:また謝ってる。だいたい内罰的すぎる上に
何か条件反射的に謝っているように見えるのよね、シンジって
本当に心の底から謝っているの?
口だけは達者だが、体は全く動かないアスカ(目口は動くが基本的に無表情)
シンジ:謝ってるよ。本気で
アスカ:どうだか。
ほら、こぼれてる。ちゃんと拭きなさいよ
シンジ:うん
アスカの脇を拭くシンジ
アスカ:それで
シンジ:え?
アスカ:おなか空いてるんだけど!
シンジ:あ、はい
また、スプーンを近づけるシンジ
熱さで条件反射的にはねかえしてしまう(全身麻痺の患者を参考に)
アスカの胸のあたりにおかゆが飛び散る
アスカ:あっつー!
だから、熱いっていってるでしょうが!
早くとってよ、もぅ!
シンジ、あわてて拭こうとするが
アスカ:もう、ぐずなんだから
そんなところ、さわらないでよ
エッチ、スケベ、ヘンタイ。なに考えてるのぉ〜?
「そんなこと考えているわけないじゃん」って顔のシンジ
アスカ:はぁ、いやらしい
これじゃ美女と野獣よね、もう、サイテー
こんなやつと二人っきりなんてまっぴらよ
やっと拭き終わりかけたかというところで
アスカ:シンちゃーん
ほら、いいかげん食べさせてくれないわけぇ〜?
おかゆをスプーンですくっているシンジ
今度はちゃんとふーふーしてさましている
アスカ:おなか空いているんだって、なんべん言えばいいのよ
ほんとに、ぐずで、自分から逃げてばっかりで
私がエヴァシリーズと死闘していたとき何をしていたのよ
弐号機は電池があとわずかだというのに
制限時間、無制限の初号機は何?
私の前に戦自と交戦しているかと思えば、シンジは何?
ミサトが命はって救出してくれたというのに、何?
「ベークライトで固められていたので、
どうしようもなく、膝を組んでいました」ぁ〜!?
ふざけんじゃないわよ
あんたが逃げっぱなしだからいけないんじゃない!
(このセリフは、シンジへ頻繁にアスカはぶつけており
シンジにとってはうんざりする半面「またか」という気持ちでいる。
「そうした気持ちを押えているのだが、やっぱり出てしまう」
そうした感じのシンジの表情が理想的)
シンジ:ほら
スプーンを口元に持って行く
今度は、素直に食べるアスカ
アスカ:はっ、ゲロマズよねぇ〜〜
ほんと、こんなまずっっいの食べさせられるなんて
犬でもありえないわ
私もよくぞここまで忍耐強いものだと、
自分を褒めてやりたいくらいよね
2口目をスプーンですくっているシンジ
ふーふーしてさまして、食べさせる
アスカ:だいたい、シンジって料理ヘタなのよ
ま、ミサトに比べれば、食べられるだけマシだけどね
この天才美少女、なんの欠点もないアスカ様にかかれば
あなたの料理なんて足元にも及ばないわ
いつだったか食べさせたでしょ
××××(ドイツの名物料理。ちょっと思いつきません)
ほんと、シンジの料理上手ってどこのアホが言い出したことかしらね
アスカの毒節が続いたままゆっくり引いて、パンアップ
夜の空に星が瞬いている(アスカの声はゆっくりフェードアウト)
赤い筋のような線がかかっている月
(長い間)
波打ち際に二人並んで寝ているシンジとアスカ
ふと水音に気がつき、上体を起こしチラリと右肩の方を見るシンジ
制服姿のレイが水面に立っている
えっ!?となるシンジ
しかし、次の瞬間にはレイは消えている
茫然としているシンジ
にらむ(でも動けない)アスカ
アスカ:あんた、今、他の人のこと、考えていたでしょ
ファースト?
げっ!?となるシンジ
アスカ:へっ、図星ね
どーせ、ファーストとだったらアダムとイブのようになれたのにな
なーーんて考えてるんでしょ
シンジ:違うよ。そんなんじゃ
アスカ:おあいにくさま
したいことができなくて...
シンジ:怒るよ。アスカ
アスカ:それともシンちゃん、ここでしてみる?
いつもみたくやってみなさいよぉ。ここでみていてあげるから
シンジ:アスカっ
いいかげんにしないと怒るよ
アスカ:そうすればぁ〜
どーせ、あんたは、なにもできないんだから
怖いんでしょ
へっ、女ひとりをてごめにできなくて、
ぶら下げているモノはなによ
シンジ:アスカっ!!
アスカ:そーいえば、受け専だったものね、シンちゃん♪
シンジ:アスカっ!!
アスカの体に手がかかるが、必死で自分を抑えるシンジ
アスカ:よーするに
自分のためなのよ
これが罪滅ぼしのつもりなのかしら
なんにもできない、くずのくせに
「自分のためにがんばっているんだ」と、思うこと自体、
楽な生き方してるっていうのよ
:そんなの、ただの依存。共生関係なだけじゃない
自分が人に求められることを、ただ望んでいるだけじゃない!
人から幸せを与えられようと、ただ待っているだけじゃない!
偽りの幸せを!!
〔#26′のイヤな言葉をシンジに浴びせるシーン参考 イメージ有り〕
アスカ:他人にしがみつくことで、自分の寂しさ紛らわせているだけじゃない!
気がつくと
横たわっているアスカに馬乗りになって首を絞めているシンジ
シンジ:くっ
ぐぅぅぅっ...
徐々に力を込めていくシンジ
シンジ:くっ
ぐぅぅぅっ...
アスカの手が徐々に上がり、シンジの頬をさする
アスカ:OFF
(やさしい声で)精神汚染でやな思い、させちゃってる、かな
ごめんね。
(特に小声で)私、いないほうが...いいのかもしれない
すぐに下りるアスカの手
シンジ補完シーンのイメージのインサート
”レイに膝まくらされているシンジ”
”カヲルとレイの前に立ち、「かまわない」と言っているシンジ”
”ユイに「自分が自分でいるために」と言っているシンジ”
シンジ、はっとなって
シンジ:OFF
もう、(あんなことは)やめるって決めたのに!
嗚咽を漏らしながら、首を絞めている手の力を抜くシンジ
息が荒くなっているシンジ
シンジの涙がアスカの頬に落ちる
気がつくアスカ
しばらく、目を開いたままでいるアスカ
突然、目だけを動かし、シンジを見るアスカ
ド引きの画面
アスカ:OFF きもち、わるーい
[テロップ]終劇(白地に黒)
EDはなし