'**'とは、修正があることを示す
*DEATHより
[テロップ]2000年 南極大陸
控え室らしきところを写す画面。ノイズが入りまくっている
にOFFでセリフ。左中右で違うことをいっている。メインは中
:葛城博士の提唱したスーパーソレノイド理論ですか :あれはあまりに突飛すぎるよ :まだ仮説の段階にすぎんシロモノだ :しかし、あの巨人の動力はS2理論以外では説明できません :図らずともすでに実証済みですよ、あれは :現実に存在していたのだから、認めるほかあるまい :データの検証がすべて終わればそうするよ :ロンギヌスの槍は? :先週、死海からこっちに陸揚げされたままです :地下に送る前に処理は必要だろ。だいじょうぶか? :提供者との接触実験は来月13日の予定だ。調整は間にあうよ :きょうの実験は、例のフィールドの自我境界信号だったかな :はい |
キール:科学者というのはどうも自分の考えを信じすぎるからね ゲ :独善的ですか キール:思いこみが激しすぎるんだよ。現実を的確に把握できん連中だからな ゲ :そういう人種が真実を求めている。皮肉なものです キール:彼らはそんな、崇高なものではない。 発見は喜びであり、理解は支配につながる。 求めているのは自分の気持ちよさだけだ |
:碇さんたちは今度の11日にこちらを発つそうです :喫煙コーナーをもっと近くに設置してほしいな :全施設禁煙の話もあったそうです。あるだけマシですよ :そうなったらここにはいないさ。タバコなくして仕事はできんよ :寒くてメシもマズいですからね、この地の果ては :きょうもAランチか :「いいかげん大阪の寿司が食いたい」ですか :ちがう。九州ラーメンだよ :どうも日本は小さくて、どこも同じに見えちゃいますわ :そりゃ君の国が広すぎるんだよ |
見当違いのところを映している画面 パイプがたくさん走っているところの一角が光る | |
“非常事態、非常事態、総員、防御服着用、 第2層以下の作業員は、至急セントラルドグマ上部へ避難してください” | |
地下の足場のようなところの下方が光る | |
:表面の発光を止めろ! 予定限界値を越えている! :アダムにダイブした因子は、すでに物理的融合を果たしています! :ATフィールドが、すべて開放されていきます! | |
地上の足場のようなところが吹き飛んでいる様子 | |
:だめだ! 磁場が保てない! |
:槍だ! 槍を引きもどせ! :沈んでいくぞ! |
地下の塔のような足場もめちゃめちゃになっている | |
:わずかでもいい! 被害を最小限にくい止めろ! :ガフの扉が開くと同時に、熱滅却処理を開始 |
:構成原子のクォーク単位での分解だ! 急げ! |
:コンマ1秒でいい! 奴自身にアンチATフィールドに干渉可能なエネルギーをしぼり出させるんだ! :カウントダウン、進行中 :S2機関と起爆装置がリンクされています! 解除不能! |
:すごい! 歩きはじめた! :地上からも、歩行を確認! :すでに変換システムが、セットされています! :羽根を広げている! 地上に出るぞ! |
以下、セリフはOFF シンジ:(M) :いろいろあったんだ、ここに来て。 来る前は、先生のところにいたんだ。 穏やかでなにもない日々だった。 ただそこにいるだけの :でもそれでもよかったんだ。 僕には何もすることがなかったから 生きることに、僕は何もなかったから カヲル:人間がキライなのかい? シンジ:別に‥‥‥ どうでもよかったんだと思う ただ、父さんは嫌いだった |
リツコ:(無線)おはようシンジ君。調子はどう? シンジ:‥‥‥慣れました。悪くないと思います リツコ:(無線)ではきのうの続き。 インダクションモード、始めるわよ リツコ:(無線)目標をセンターに入れて、スイッチオン リツコ:(無線)おちついて、目標をセンターに シンジ:スイッチ |
プラグの扉を開けて何か調整しているレイ 後ろからゲンドウが来て、レイとなにやら話している 信じられない顔のシンジ やさしい顔のゲンドウ |
OFFでセリフ リツコ:いい子よとても。 あなたのお父さんに似て、とても不器用だけど シンジ:不器用って、なにがですか? リツコ:生きることが |
〔以下セリフ・テロップなし サブミナル映像はナシで別なものにする方がいいか?〕 |
かわりにOFFでシンジのMONO 〔このセリフ終わるまで左は#26′と同一だが、セリフなし Mは「主よ甘き死と喜びを」(一考) 尺はM合わせで、Aパート終了まで。テンポは遅い目でOK〕 |
よろめきながら立ち上がるシンジ 突然テーブルをひっくり返すシンジ テーブルの上のカップが床に落ちる イスを振り回すシンジ イスを投げるシンジ アスカの足下に転がるイス 俯いて、息を切らしているシンジ 目の前でシンジを見ているアスカ アスカの言葉で完全に動きの止まるシンジ 次の瞬間、アスカの喉に腕を伸ばすシンジ アスカを持ち上げるように思い切り力を込めるシンジ アスカの体がだんだんと宙に浮き、床から踵が離れる ……… 〔と続く〕 |
:あそこではイヤなコトしかなかった気がする だからきっと、逃げ出してもよかったんだ :でも、逃げた所にもいいコトはなかった (間) :自分勝手な思いこみに過ぎないのかもしれない :祈りみたいなモノなんだ :ずっと続くはずないんだ :いつかは裏切られるんだ :僕を、見捨てるんだ (間) :でも僕は、ずっと好きだと思ってくれていた その気持ちは、本当だと思うから |