図版について
- 図 3.1:XHTML 文書は,図式的に木のように表され,これを文書木という。
- XHTML 文書は,要素の中に要素が入れ子になった形をしている。これを図式的に表すと,木のようになる。
- 図 4.1:Netscape では,要素の
title
属性がプロパティウィンドウから確認できる。
title
属性には,基本的に要素に対する補足的情報が書き込まれる。これは,ツールチップで表示されることもあるが,Nescape(Mozilla)では,要素のプロパティとして確認できる。
- 図 13.1:
rel
属性にはその文書から見た関係を,rev
属性には参照先の文書から見た関係を与える。
rel
属性は,それが書かれている文書から見た,参照先のリソースの関係を示す。一方,rev
属性は,参照先のリソースから見た,それが書かれている文書への関係を示す。一般に,ひとつの a
要素において,rel
属性と rev
属性を同時に与えると,その値は反対の意味の語になる(たとえば,rel
属性が“next
”ならば,rev
属性は“prev
”になる)。
- 図 13.2:一連の文書の,
rel
属性の与え方の例。
- 図では,ひとつの目次ページがあり,Section 1,Section 2,……,と続く一連の文書を示している。Section 1,Section 2,……,は“
rel="contents"
”で目次ページを指している。Section 1 は Section 2 を,Section 2 は Section 3 を,……,“rel="next"
”で指す。一方,Section 2 は Section 1 を,Section 3 は Section 2 を,“rel="prev"
”で指す。
- 図 15.1:
longdesc
属性の内容は,Netscape 6 以降で確認できる。
longdesc
属性には,画像について長い記述がかかれている URI を与える。Netscape 6 以降では,“画像のプロパティ”より,ダイアログボックスでこれを確認できる。
- 図 23.1:Netscpe 6 および Opera 8 の,スタイルシート切り替えインタフェース。
link
要素でスタイルシートを読み込むとき,title
属性を持っているものは切り替えの対象になる。Netscape 6 以降および Opera 8 以降では,スタイルシートを切り替えるインタフェースが提供される。
- 図 27.1:複雑なルビの記法では,
rb
要素と rt
要素が順に対応する。
- ルビの“複雑な記法”では,
rbc
要素の中の rb
要素と,rtc
要素の中の rt
要素が順に対応する。本文中の例“罵詈雑言”に“ばりぞうごん”の読みを漢字 1 文字ずつルビを振る場合,“罵→ば”“詈→り”“雑→ぞう”“言→ごん”のように rb
要素と rt
要素が対応する。この記法では,ベーステキスト 1 文字に対して 1 個の rb
要素を対応させる必要はなくて,2 つめの例“鉄砲百合”に“てっぽうゆり”のルビを振る場合,“鉄→てっ”“砲→ぽう”“百合→ゆり”のように,“百合”の 2 文字に対して“ゆり”のルビを振っている。
- 図 27.2:2 つのルビテキストを持つ場合,一方が上,もう一方が下,のように出力されることが期待される。
- 2 つのルビテキストを持つ場合,横書きならば,一方が上,もう一方が下に出力されることが期待される。本文中の例では,“巴里”に対して,上に“パリ”,下に“Paris”が出力されることが期待される。縦書きならば,一方が右,もう一方が左に出力されることが期待される。
- 図 27.3:
rbspan
属性で,1 つの rt
要素を,複数の rb
要素に対応させる。
- 本文中の例では,ベーステキストを,“杉”“田”“玄”“白”と,4 つの
rb
要素でマークアップしている。1 つめのルビでは,それぞれ 1 文字ずつに,“すぎ”“た”“げん”“ぱく”のルビを振っている。一方,2 つめのルビでは,“rbspan="4"
”によって,4 つの rb
要素,すなわち“杉田玄白”の 4 文字全体に対して,“1733-1817”のルビを振っている。