気になっていた背景色。Let's try HTML はうす緑にしてみました。お待ちかね，背景色を設定しよう。
規定値では，HTML 文書の背景はブラウザによって決定されるが，何をどうすると背景に色がつくのだろう？ 実は，この文書の原稿では，Let's begin HTML の Section 1 で出てきた <BODY>（ここから本文）が次のように変わっているのだ。
| <BODY BGCOLOR="#CCFFCC"> |
お気づきのように BGCOLOR="......" で背景色が指定されている。そして，"#CCFFCC" が「うすい緑」を表している。
問題はその "#CCFFCC" の意味するところであるが，これは光の三原色（赤，緑，青）のそれぞれの強さを 256段階で指定しているのである。指定のしかたは 16進数。0〜255 の値が 00〜FF となる。これらを赤，緑，青の順で並べる。この 16進２けた×３で色を指定するという寸法。
となると，"#000000" が「黒」，"#FFFFFF" が「白」であることは簡単にわかる。さらに，"#FF0000"，"#00FF00"，"#0000FF" がそれぞれ「赤」「緑」「青」であることも想像に難くない。
そのほかの色が問題である。赤，緑，青それぞれについて 256段階だから，2563=16,777,216色が表現できることになる。だが，表示性能の問題で実際は 256色，65,536色，ということも少なくない。であるから，自分が思ったとおりの色がつねに再現されるとは限らない。
だが，各要素が "00"，"33"，"66"，"99"，"CC"，"FF" で表現される 216色は Windows および MacOS に共通の色でほぼ間違いなく指定どおりの色になる。相手方のシステムを考えるという意味でも，この 216 色から指定するのがおすすめ。
いくつかの色の例をあげておこう。
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<BODY BGCOLOR="......"> を設定した HTML ファイルを作って確かめてみよう。
当然ながら，文字が読みにくくなるような色を背景色として指定するのはよろしくない。
