Let's begin HTML の Section 4 で紹介したのは,
の2つ。このほかにも,もう一つ箇条書きの形式があるんですな。
して,もう一つとは,辞書などに見られる箇条書き,つまり,見出しがあって,それに対応する文章が書かれる形式。「定義リスト」ともいう。
<DL>〜</DL> | 「ここから〜ここまで見出し付き箇条書き」前後は自動的に改行。 |
<DT> | 「これが見出し」<DL>〜</DL> の中で使う。ふつう,「ここまで」は省略される。 |
<DD> | 「これが見出しに対応する文章」<DL>〜</DL> の中で使う。インデント(字下げ)がされる。ふつう,「ここまで」は省略される。 |
注意しなければならないのは,<UL>〜</UL>,<OL>〜</OL> での <LI> に相当するものが <DT> と <DD> になっていること。「見出し」と「文章」を列挙する箇条書きであるから,これら2つを指定するのは当然。
したがって,見出し付き箇条書きは,<DL>〜<DT>〜<DD>〜</DL> というふうに「呪文」をかけながら書いていくことになる。でも,<DT> や <DD> が2つ以上続けて出てきてもまったく大丈夫である。考えてみれば,変ではあるが。
実際に例を見て確認してもらおう。
<P>コンピュータのプログラム言語には,さまざまなものがある。</P> <DL> <DT>アセンブリ言語 <DD>機械語と1対1に対応している。高速に処理されるが,プログラムは組みにくい。 <DT>FORTRAN <DD>技術計算用の言語。歴史は古い。代数式的な記法が特徴。 <DT>COBOL <DD>事務処理を得意とし,強力な機能を提供するが,やや難しい。 <DT>BASIC <DD>初心者にも気軽に使える,会話型の言語。いっぱんに,処理がやや遅いのが難点。 <DT>C 言語 <DD>関数,構造化を特徴とする。システムの細かなところも記述できる。これにオブジェクト指向性を持たせたものが C++ 言語で,現在開発者の標準。 <DT>PASCAL <DD>「万能プログラミング言語」。現在は,オブジェクト指向性を持つものもある。 <DT>Java <DD>C++ 言語より徹底的にオブジェクト指向をすすめた言語。WWW 上のアプレットの制作に使われる。 </DL> |
どうなるかといえば,
コンピュータのプログラム言語には,さまざまなものがある。
|