最近ではスクリプトやアプレット,ムービ−,フレームを用いたページの表現がひじょうに多く,また,そのようなものを利用した,「見栄えの良いページ=良いページ」と考える風潮がある。しかし,古いブラウザの中にはフレームやアプレットに対応していないものもある。様々な人のアクセシビリティためにも最新のブラウザでは利用できるページ以外に古いブラウザでも利用できる代替的なページを用意しておくべきである。
<NOFRAMES> を用いてフレーム対応していないブラウザ用の文書を用意しておく。<NOFRAMES> の中では,いつもと同じようにHTMLで記述していけばよい。実際には以下のように記述される。
<FRAMESET COLS="30%,70%">
<FRAME NAME="contents" SRC="contents.html">
<FRAME NAME="stage" SRC="intro.html">
<NOFRAMES>
<BODY>
<P>フレーム未対応の方は,以下のページへとジャンプしてください。</P>
<P><A HREF="noframe.html">フレーム未使用のページ</A></P>
</BODY>
</NOFRAMES>
</FRAMESET>
このようにして,フレーム未対応の人に対して情報の別手段による入手法を明記すればよい。フレームに対応していない人に対しても同様の情報を発信することが重要であり,<NOFRAMES> をわざわざ用いて,フレーム未対応の方はご覧になれませんあきらめてください,ということを書くべきではない。<NOFRAMES> は,フレーム未対応の人に対しても同様の情報を伝えるために用いるべきである。
画像でそうしたように,代替テキストを用意し,必要に応じては長い説明文も用意すべきである。アプレットが実行されない状況下でも少なくともそのアプレットによって何をしたいのかがわかる程度にはしておくべきだろう。
いくつかのリンク文を連続的に表示する場合,つまり横に並ぶ場合に,リンク文とリンク文の切れ目を理解しにくい UA などがある。こういったものに対応するために,リンク文とリンク文のあいだにリンクをしていない文字を挟むことが大切である。下の2つの例を見比べるとわかると思う。
Toward Accessible WWW <A HREF="wai01.html">1</A><A HREF="wai02.html">2</A><A HREF="wai03.html">3</A>
Toward Accessible WWW <A HREF="wai01.htm">1</A>,<A HREF="wai02.htm">2</A>,<A HREF="wai0.htm">3</A>