開催日　前夜

うさこと最終打ち合わせをする。 持ち物のチェックや集合時間や値段の付け方などのシマダの質問に答えてもらった。 シマダ「準備できた? うさこ「まだぜんぜん・・・」 シマダ「こっちも値札付けすらまだできてないよ」 うさこ「今夜は徹夜かもね」 シマダ「・・・・・」 　うちに帰って出店品の値札付けと荷物整理をする。もちろん、シマダ母にも手伝ってもらったのだが結構時間がかかる。もっと前もってやっときゃ良かったーと後悔しつつも、親子二人であーだこーだやるのは楽しいモノだ。最終的には車に本当に乗り切るのか?ってぐらいの荷物の量になってしまった。これでも、少な目にしたのに・・・。はたして、１坪の中に収まりきるのか? 　気付いたら外が白み初めていた・・・。

いよいよ当日!!

わーいっっ、ついに待ちに待ったフリーマーケット当日!!　晴天だ。不安もあるが期待の方がはるかに大きい。・・・が、しまったーっっ、気付いたら遅刻だーっっっ!!　仮眠のつもりで寝たのがまずかったのか?　そんなこと言っている場合ではない、車に荷物を積み込み、あわただしく出発。（あ〜、予定じゃ準備も含めて、もっと余裕持ってできている筈だったのにぃ。） 　うさことの待ち合わせ時間に3０分遅刻で会場に到着。うさこは首を長ぁ〜くして待っていた。ごめんよ、うさこ・・・。 　クロちゃんに車を駐車場に持ってってもらい（駐車場は会場からやや離れた所の広場に用意されていた）その間、シマダは係員の人に出店許可証を提出し、出店する場所の番号を教えてもらった（既に会場の芝生は１坪ごとにビニール紐で区切られており、それぞれの区画に番号札が貼ってあった）。 　私たちは道路（通路ではない）に面した所で、車からの荷物運びも楽々。人通りも多いので集客は期待できそう。

AM8:00（開場2時間前）

シートを敷いて荷物を広げようとしたら・・・開場2時間前だというのに、既に広場をうろついていたおばさま方、荷物をとく横から「コレとコレとコレちょうだい。１万円にまけて。いいでしょっ」。商品を何点もかかえこみ、いきなりの値引き。それが一人や二人ではなく、何人も押し寄せる。・・・なんなんだぁ、これはァ?　シマダが持ってきた商品の大量なバック（ほぼシマダ母のモノ）は、超一流ではないもののブランドモノが殆ど。それをこぞって買いたたこうというのだ!!　フリマ初心者のシマダ、おばさま方のオシに圧倒されてしまい、ほぼ、言われるまま値引きして売ってしまった。 　うさこ大激怒。「始まる前から値切るなんてっ。シマダはただでさえ料金設定安いのに、それに応じちゃダメでしょっ」 　ひーーっっ、ゴメンよ〜〜〜〜っっっ。でも、怖かったの・・・ホント。 　そんな訳で10時前に、シマダ（母）のバック数十点、ほぼ完売。・・・ま、これで他の商品を広げるスペースができたから、いっかー（かな?）。

AM10:00　OPEN!!

開場!!　と言っても、既に客であふれかえっている。 　少しずつディスプレイも完了。うさこと私、売場の真ん中に陣取って販売員に徹する。クロちゃんは動けない私たちのために、出店でやきそばや唐揚げを買ってきてくれた。サンキュー。 　「午前中が勝負」と聞いていたので、積極的に道行く人に声をかける。はじめはおどおどしながら、接客していたけど、慣れてくるとバンバン話しかけられるように。結構、楽しい。あるおっちゃんから「この店、気に入っちゃったよー。これ、やるよ」と、他店で買った手作りの小さなフクロウのぬいぐるみを頂いた。

AM12:00

主な目玉商品は、ほぼ売れた。残るは小物類。 　子供相手にUFOキャッチャーでとった(しかも、貰った)ピカチュウが売れた。お客さんが手にとって、興味ありげに見ているモノは値引きしたり。手作りアクセサリーもなかなか好評。アベックが手にとって彼氏が彼女に買ってあげたりして。 　しかし午後になり、風が強くなってきた。芝生の上でやっているので、芝が飛んできて、あちこち芝まみれ。その上、突風が吹いた拍子に、パイプハンガーが倒れてゆがんでしまった。手で持っていないと、立っていられい状態に。こーなったら、服を売るしかない!! 　持ってきた服の殆どがシマダ母のモノ＝おばちゃん服。私たち若者(?)が売り子だと、見向きもされない。そこで「この服、私の母が着ていたものなんですよー」と、おばさま方に声をかけまくった。すると、今まで手にとってもらうことすらなかった服が、売れるではないか!!　おばさま方に言わせると「センスのいい服」らしいので、少々形が古くなってはいるが、買っていってくれる。試着ができないのが難点で、せめて、姿鏡でも持ってくれば、もっと売れただろうなぁ〜。

PM2:00

客足も少なくなり、そろそろ他店は片づけをはじめている。 　シマダ母から「靴は売り切ってきて」とお達しが出ていたのだが、まだ十数足売れ残っていた。こうなったら、たたき売りだぁ〜っ。「ヒ○コの靴、300円〜〜〜っっ」と大声で叫んだ(笑)。するとビックリ、どこからともなく、おばさま方が走り寄ってくるではないか!!　しかも「サイズがちょっとー」なんて言いながらも、3足も買っていく人もいた。恥を捨て叫んでみるもんだ。

PM3:00　撤収

ゴミはもちろん、お持ち帰り。 　服と靴以外の商品はほぼ、完売。身軽になった。 　さあ、打ち上げよッ!!・・・と、はじめは考えていたが、うさこもシマダもほぼ貫徹。ここにきて一気に疲れと眠気が押し寄せてきた。 　打ち上げはまた後日にし、帰宅することにしたのであった。

2000/09/04
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