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建設マスター新たに422人 国交省が顕彰式

(日刊建設工業新聞2018年10月7日記事)

国土交通省は5日、18年度「優秀施工者国土交通大臣顕彰(建設マスター)」と「青年優秀施工者土地・建物産業局顕彰(建設ジュニアマスター)」の顕彰式典を東京都港区にあるメルパルクホールで開いた。
 新たに建設マスターになった422人を代表して宮下重弘さん(大工、西山組)に石井啓一国交相が、建設ジュニアマスターの101人を代表して小島正さん(屋根工、小島瓦展)には野村正史土地・建設産業局長が顕彰状を授与した。あいさつした石井国交相は「現場の第一線で優秀な技能を発揮した皆さんはものづくりの名人。今後の活躍を期待している」と受賞者をたたえた。
 建設マスターを代表して竹之内裕二さん(電気工、荻荘電機)、建設ジュニアマスターを代表して唐島盛一さん(板金工、唐島板金工業所)が謝辞を述べ、「次代を担う後進の育成に積極的に取り組む」(竹之内さん)、「技術技能の研さんに励む」(唐島さん)と決意表明した。


国土交通省HPより

建設マスターについて

趣 旨

我が国の建設産業においては、今後、少子高齢化の進展に伴い、労働力不足時代の本格的到来が予想される中で、直接施工に当たる建設技能労働者の不足が深刻化することが危惧されています。そのため、優秀な人材を確保育成することが、良質な建設生産物を国民へ提供していくための重要な課題となっています。
 そこで国土交通省では、建設産業の第一線で「ものづくり」に直接従事している建設技能者の中から、特に優秀な技術・技能を持ち、後進の指導・育成などに多大な貢献をしている方を国土交通大臣が顕彰することにより、「ものづくり」に携わる方の誇りと意欲を増進させるとともに、その社会的評価の向上を図ることを目的として、平成4年度より「優秀施工者建設大臣顕彰」を実施しており、平成13年度からは「優秀施工者国土交通大臣顕彰」として継続しています。

対 象

建設産業において工事施工に直接従事されている個人で、現役として活躍している建設技能者のうち、次の基準を全て満たしている方です。
@技術・技能が優秀であること
A工事施工の合理化等に貢献していること
B後進の指導育成に努めていること
C安全・衛生の向上に貢献していること
D他の建設現場従業者の模範となっていること

顕彰方法

年1回顕彰式典を実施し、被顕彰者に対し国土交通大臣から顕彰状を授与するとともに徽章を贈呈しています。

名称と通称の由来

●優秀施工者(被顕彰者の名称)
 建設工事に直接携わる者であって、技術・技能が優れているとともに、常に技術開発・施工の合理化、後進の指導・育成に努めるなど、工事施工に関して総合的な能力を有している者のことです。
●建設マスター(通称)
 マスターとは、名人、親方、師匠、熟練者等を意味します。優秀施工者は、建設工事における名人、親方、師匠、熟練者という意味で「建設マスター」と称しています。
●バッジについて
 建設産業、建設工事を担うのは人であり、徽章の中央は両手を広げ力強く大地に立つ人をイメージしています。また、周囲には建設生産物をあしらっています。人の形は星の形にも通じ、ものづくりの現場における“スター”としての建設マスターを表しています。
 人のまわりを彩る緑は安全の色といわれ、工事の安全を表すとともに、環境との調和も表しています。



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