天神山古墳(内ヶ島)

てんじんやまこふん(うちがしま)



所在地:群馬県太田市内ヶ島 字天神前 1560
形式:前方後円墳
大きさ:墳長210m,前方部幅126m,前方部高さ12m,後円部径120m,後円部高さ16.8m[1]
築造年代:5世紀中葉[1]

別名 男体山古墳。太田天神山と通称される。
東国では最大と言われる古墳である。2つの陪塚()を従えている。
なお、それらの他に、文献[1]では女体山古墳も陪塚と考えている。(他の文献でも、陪塚と呼ばないとしても、推定年代や、墳丘の方位がそろっていることなどから、被葬者間に何らかの関連を認めていることが多い。)

●見学するには...
東武伊勢崎線・小泉線・桐生線の太田駅南口から、東方に、ほぼ東武小泉線にそって1kmほど行ったところで線路の北側に出れば良い。この古墳は巨大で、一般的な道路地図にも出ているので、探すのに困ることはないであろう。
後円部(北東側)に道路が接している。また、南東側から細い道を歩いて墳丘のくびれ部付近に至ることもできる。(くびれ部付近には神社社殿がある。)
南側に東武小泉線をまたぐ陸橋があるので、それを利用すると、やや上方から見下ろすこともできる。
東側に女体山古墳があるのでそれも見学すると良い。
主軸を後円部方向に延長した先にあるA陪塚,前方部西側線路近くのB陪塚(やや見つけにくい)も見ることができるが、同時期の径21m程度の古墳で女体山古墳の南東にあった[2]目塚1号墳は完全に隠滅して何も残っていない。
春から秋にかけては木が生い茂っていて墳丘が見にくいので、できれば冬のほうが見学には良いと思う。
(ここにある写真も、最初は秋に撮影したものを掲載していたのだが、木で墳丘がほとんど見えないものだったので、撮影しなおした。)



西から見た墳丘
南から見た墳丘
南東から見た墳丘



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文献

[1]日本古墳大辞典
[2]天神山古墳外堀・A陪塚