本節では,XHTML の範囲で文字の装飾等を行う要素を紹介する。これらの使用に際して,もし“強調”などの意図がある場合は,em 要素など,“意味をもっている”要素の使用がすすめられる。
b 要素 b 要素は,インライン要素であり,その内容(語句)を太字で出力させることを要請する。太字にすることで強調を表したいのであれば,em 要素または strong 要素を使うことが望ましい。
内容モデルと属性は多くのインライン要素と同様である。
(#PCDATA | %Inline.mix;)*| 属性名 | 属性値 | 備考 |
|---|---|---|
| コア属性 | ||
style 属性 | ||
| 国際化に関する属性 | ||
| イベント属性 | ||
太字指定はスタイルシートを通じても可能である。
i 要素 i 要素も,インライン要素である。その内容(語句)をイタリック体で出力させることを要請する。イタリック体にすることで強調を表したいのであれば,b 要素の場合と同じく,em 要素または strong 要素を使うことが望ましい。
内容モデルと属性は多くのインライン要素と同様である。
(#PCDATA | %Inline.mix;)*| 属性名 | 属性値 | 備考 |
|---|---|---|
| コア属性 | ||
style 属性 | ||
| 国際化に関する属性 | ||
| イベント属性 | ||
イタリックおよび斜体指定はスタイルシートを通じても可能である。ある要素の表現をイタリックまたは斜体にしたいのであれば,スタイルシートの利用が効率的だろう。
tt 要素 tt 要素は,その内容(語句)を等幅文字(テレタイプ)で出力させることを要請する。インライン要素である。等幅にしてコンピュータ入出力を表したいのであれば,code 要素,kbd 要素,samp 要素 を使うことが望ましい。
内容モデルと属性は多くのインライン要素と同様である。
(#PCDATA | %Inline.mix;)*| 属性名 | 属性値 | 備考 |
|---|---|---|
| コア属性 | ||
style 属性 | ||
| 国際化に関する属性 | ||
| イベント属性 | ||
hr 要素 hr 要素は,ブロック要素であり,文書の途中に区切り線(水平罫線)を引く。文書の大きな区切りや,ヘッダ・フッタ部分の区切りに使用される。この要素は内容をもたず,空要素タグで書く。
EMPTY| 属性名 | 属性値 | 備考 |
|---|---|---|
| コア属性 | ||
style 属性 | ||
| 国際化に関する属性 | ||
| イベント属性 | ||
たとえば,このページの,本文とフッタナビゲーション部分を分けている区切り線は,hr 要素によるものである。実際,次のように書かれている。
……前略……<hr />
<div class="navi">
<ul>
<li>Next:<a href="hsxh17.htm" class="internal" rel="next" accesskey="n">プレゼンテーションモジュール(2)(N)</a></li>
<li>Prev:<a href="hsxh15.htm" class="internal" rel="prev" accesskey="p">画像モジュール(P)</a></li>
<li>Contents:<a href="./" class="internal" rel="contents" accesskey="x">目次(X)</a></li>
</ul>
</div>
……後略……