Section 4 : HTML ファイルのきまり

 Section 3で半信半疑で書いた HTML ファイルは何かいろんな呪文がごちゃごちゃ書いてあった。こういうものは,多少の「お約束」はつきものなのだ。


 さっきの HTML をもう一度。

<HTML>
<HEAD>
<TITLE>My First HTML File</TITLE>
</HEAD>
<BODY>
<H1>HTML ファイル</H1>
<P>HTML ファイルはテキスト形式で書かれます。</P>
</BODY>
</HTML>

 で,最初と最後で「ここから〜ここまで」を作っている

<HTML>〜</HTML>

というのは何なんだ。そのもしかして,HTML ファイルには「ここから HTML〜ここまで HTML」というのが必要なのだ。なんとまあご丁寧なことか。この中に HTML は書かれるということになる。

それから,

<HEAD>〜</HEAD>

は何だろう。これはヘッダといい,要するに本を開いたときページの上の方に「○章 なんたらかんたら」と書いてある,そんな部分に近い。ここにタイトルとかを書くんだけど,これは Section 8 でお話ししよう。

<BODY>〜</BODY>

 これは,「ここから本文〜ここまで本文」。実際表示させる文書はこの中にずらずら書いていく。

 要するに,HTML ファイルというものは,基本的に次のようなかたちにするのが「お約束」なのである。

<HTML>
<HEAD>
 (ヘッダ:タイトルなど)
</HEAD>
<BODY>
 (本文:実際に表示させる文書)
</BODY>
</HTML>

これは「こういうもんだ」と思うしかない。

 なんだ,これじゃあワープロのほうが楽じゃないか,という前によく考えてもらいたい。ワープロだって,書式設定うんぬん,余白がどうたらやるじゃないか。


解決! センター化学 I
解決! センター化学 I ◆ Z 会出版

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