「文章を書く」のがわかったところで,ブラウザのタイトルバーを見てみよう。"Welcome to HTML - Section 8" が見えるかな? タイトルがないと,HTML は一人前じゃないんです。
Section 4 でお話ししたように,HTML 文書全体は「ヘッダ」と「本文」の二つからなっている。タイトルは,この「ヘッダ」に書かなくてはならない。
<TITLE>〜</TITLE> |
これを <HEAD>〜</HEAD> の中に書く。実際に,この文書のヘッダには,
<TITLE>Welcome to HTML - Section 8</TITLE> |
としっかり書いてある。結果はタイトルバーのとおり。タイトルはなくても "Untitled" になるだけだったりするが,ほんとは HTML 文書に「絶対必須」なのである。ゆえに書くべし。
して,HTML には「お約束」でいろいろ書かにゃならない。「ヘッダ」があって,そこに「タイトル」を書いて,そのあとに「本文」。結局 HTML ファイルの「おきまりの恰好」というのは,とりあえず,
<HTML> <HEAD> <TITLE>(タイトル)</TITLE> </HEAD> <BODY> (本文) </BODY> </HTML> |
という感じ。「HTML ファイルを書くぞ!」と思ったら目をつぶってでも <HTML> から <BODY> までをすらすら書いて,それから表示させたい文書を書き始めるのである。
それから,最後に </BODY>,</HTML> を忘れずに。
本当のところは <HTML>〜</HTML>,<HEAD>〜</HEAD>,<BODY>〜</BODY> の「決まり文句」は省略してもよいことになっているけど,もし <HTML> とかがなかったら,ブラウザが
「あら,最後が ".html" だから HTML かと思ったけど <HTML> がないからただのテキストなのね」
と原稿をそのままでろでろ表示させてしまうという悲惨なことが起こりかねない。だから,面倒でも「決まり文句」は忘れずに。