Section 2 : とりあえず書いてみよう

 HTML ファイルがどういうものかわかったところで,簡単な HTML を書いて出力させる方法を見てみよう。いきなりすごいページが書けたら,誰も苦労はしませんって。

タイトルを書く

 まずは,タイトルをつけよう。タイトルはヘッダ,つまり <HEAD>...</HEAD> に書き,“ここから〜ここまで”の形の“呪文”を使う。

<TITLE>...</TITLE>

 タイトルはあまり長くしないで,簡潔につけよう。また,タイトルには“呪文”は使ってはならない。だから,Section 5 で紹介する方法を使ったりして,

<TITLE>Welcome to <B>My</B> Web Page!</TITLE>

とやってはいけないのである。

 それで,このページのタイトルは“Hello world HTML - Section 2”となっていると思うけど,これは <HEAD>...</HEAD> を次のように書けば OK。

<HEAD>
  <TITLE>Hello world HTML - Section 2</TITLE>
</HEAD>

 結果は,この方法でこのページのタイトルが表示されているのだから一目瞭然。

 ついでながら,当然,タイトルはファイルにつきひとつ。

文章を書く

 実際に表示させたい部分は“本文”,つまり <BODY>...</BODY> に書くというのは,Section 1 で触れたとおり。で,ふつうに文章を書くときはどうするのかというと,“ここから〜ここまで”の形の“呪文”が必要。

<P>...</P>

 “ここから〜ここまで文のまとまり”といったらいいのかな。段落(パラグラフ)ともいう。文章のまとまりは <P></P> で囲もう。

 タイトルは,“My first HTML”にしよう。すると,ふつうの文章を書く HTML は次のようなものになるはず。

<HTML>
<HEAD>

  <TITLE>My first HTML</TITLE>
</HEAD>
<BODY>

  <P>HTML では,「文のまとまり」ごとに「ここから〜ここまで」で囲みます。</P>
  <P>この「文のまとまり」の前後は,自動的に改行が入ります。</P>
</BODY>
</HTML>

 この <BODY>...</BODY> 部分を表示させるとこうなる。

HTML では,「文のまとまり」ごとに「ここから〜ここまで」で囲みます。

この「文のまとまり」の前後は,自動的に改行が入ります。

 ご覧のとおり,<P>...</P> の前後は改行されている。実際,手で書くときも文のまとまりごとに改行するのだからまったくそれで OK である。


◆ Summary

 タイトルはヘッダ部分に <TITLE>...</TITLE> を使って書く。HTML の <BODY>...</BODY>文章を書くときは,文のまとまりを <P>...</P> でくくる。