Hello world HTML の Section 5 では,太字や斜体を使って,文章にメリハリをつけてみた。それ以外にも文字を装飾する方法がいくつかある。
文字を太字にする“呪文”は <B>...</B>,斜体にするには <I>...</I> を使った。これらは,実際に“太字”といえば太字になるし,“斜体”といえば斜体になるものだった。同様に,“大きな文字”や“下付き文字”などで文字を装飾できる。
<TT>...</TT>
タイプライタで打ったように同じ幅の文字にする。
<BIG>...</BIG>
文字を前後より大きくする。
<SMALL>...</SMALL>
文字を前後より小さくする。
<SUB>...</SUB>
数式や化学式などで右下に書く小さい文字にする。
<SUP>...</SUP>
指数やフランス語などで使う。
いずれも前後で改行されない。“ここまで”を忘れないよう注意。
それでは,これらの“呪文”についてその効果を見てみよう。
<P>the Milky Way と <TT>the Milky Way</TT></P>
<P>ちょっと火星まで<BIG>ワープ</BIG>してみました。</P>
<P>It looks as if The Earth is getting smaller and <SMALL>smaller</SMALL>.</P>
<P>宇宙戦艦「ヤマト」はイスカンダル星に向かう途中,硫酸 H<SUB>2</SUB>SO<SUB>4</SUB> の海で戦ったのでした。</P>
<P>イスカンダルまでは 10<SUP>5</SUP> 光年の距離があるのです。</P>
the Milky Way と the Milky Way
ちょっと火星までワープしてみました。
It looks as if The Earth is getting smaller and smaller.
宇宙戦艦「ヤマト」はイスカンダル星に向かう途中,硫酸 H2SO4 の海で戦ったのでした。
イスカンダルまでは 105 光年の距離があるのです。
なお,これらはカスケーディングスタイルシート(CSS)(First step CSS などで解説する)を使うと,さらに細かく記述できるようになる。
文字を前後よりも大きくしたり小さくしたりして文字を装飾できる。また,上付きや下付き文字を使って説得力のある文書を書けるようになる。